【改修】雪止め取付け
屋根に「雪止め」を付けました。前橋は雪が少ない地域ですが、年に1~2度でも降り積もった際には、やはり雪止めが力を発揮します。今回のご依頼は、片流れの屋根のお宅。1月の降雪の際、屋根の雪が勢いよく落下し、ベランダが雪だらけになってしまい、雪止め取付けのご用命をいただきました。
定尺材の横葺屋根。屋根材の接合部分を「つかみ」という道具で起こして雪止めを差し込みます。正しい位置にセットし、しっかり締め付けます。屋根に穴は開けないので、雨漏りの心配は無用です。長い片流れの屋根なので、中間部と軒先に取り付けました。450mmピッチで、上下交互に配置します。
■今回の改修で使用した主な材料
雪止め…ニイガタ製版 平葺後付羽付きタイプ「雪国平葺ダブル」ホワイト塗装
今回の屋根材は、ガルバリウム鋼鈑の素地(塗装をしていない状態)。雪止めは屋根の色と同色が基本ですが、建物全体の色を加味して、ホワイト塗装したものをおすすめしました。素地で使うより、塗装品の方が品質が格段に上がります。
後付けもOK! 屋根に穴を開けないので、雨漏りもなし!!
雪止めは、屋根を葺くときに一緒に付ける「先付け」と、建築後でも付けられる「後付け」があります。屋根からの雪の落下の影響で、雨樋が破損する場合もありますし、何より人や車に落ちれば重大な事故にもなりかねません。特に春先の雪は、水分量が多く、重くなりがち。雪は年数回かもしれませんが、雪止めで万が一の災害に備えることをおすすめします。